2020.12.14
, EurekAlert より: 
植物ベースの食事を16週間継続した結果、食後の体内のカロリー燃焼が、18.7%上昇した、という米国の責任ある医療のための医師の会などによるランダム化比較試験の結果報告。
研究チームは、244名の肥満者(25-75歳、BMI28-40)をランダムに2群に分け、介入群には低脂肪ビーガン(厳密菜食主義)食を、対照群には食事を変えないように求め、16週間にわたる介入研究を実施した。
その結果、対照群の体重はほとんど変化がなかったが、介入群では平均6.4kgの体重減少がみられただけでなく、X線骨密度測定装置(DXA)で測定した体脂肪量、内臓脂肪上の大幅な減少が観察されたという。
また、標準的な流動食(720kcal)摂取後に間接熱量測定で測られたカロリー燃焼が、平均18.7%上昇した。
「これらの発見は、太りすぎや肥満に苦しんでいる1億6000万人のアメリカ人にとって画期的なものだ。何年も何十年もの間、毎食後により多くのカロリーを燃焼することは、体重管理に大きな違いをもたらす可能性があるのだから」と筆頭研究者のハナ・カレオバ医師はコメントしている。
出典は『JAMAネットワークオープン』。 (論文要旨)
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