2020.12.7
, EurekAlert より:
地中海型の食事は、ストレスの生理学的影響を軽減し、健康な老化を促進するのに役立つようだ、という米国ウェイクフォレストバプティスト医療センターによる動物実験の報告。
研究チームは、38匹の雌の中年カニクイザルを対象に、西洋型食または地中海型食を与え、慢性ストレスと急性ストレスを与えた時に反応に変化がみられるか検討した。
実験の結果、研究チームは、西洋型食を耐えられた動物と比較して、地中海型食を与えられた動物は、ストレスに対する交感神経系とコルチゾールの反応が低く、ストレス後の回復がより速やかであることを発見したという。
「我々の研究結果は、地中海型食がバランスを副交感神経系にシフトさせたことを示唆している。これは健康に良いものだ。対照的に西洋型食は、ストレスに対する交感神経反応を増加させた。これは非常ボタンを常時オンにしているようなもので健康的とはいえない」と主任研究者のキャロル・シヴェリー教授はコメントしている。
出典は『ストレスの神経性仏学』。 (論文要旨)
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