2020.11.25
, EurekAlert より:
ビタミンDサプリメントで、重度のアトピー皮膚炎または湿疹のある子供の症状が軽減されるようだ、というエジプト・マンスーラ大学のランダム化プラセボ対照臨床試験の報告。
研究チームは、86人の炎症性皮膚症状を訴える小児患者をランダムに2群に分け、1群には毎日高用量の25ヒドロキシビタミンDサプリを、別の1群にはプラセボ(偽薬)を12週間にわたって経口摂取させた。
その結果、炎症性皮膚症状の軽快の割合は、プラセボ群の42.09%に対して、ビタミンD群では56.44%と、統計的に有意な改善がみられたという。
「ビタミンDサプリメントは、重度のアトピー性皮膚炎の臨床転帰を改善する効果的な補助療法になる可能性がある」と研究チームは結論付けている。
出典は『薬理学研究と展望』。 (論文要旨)
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