2020.11.24
, EurekAlert より:
運動クラスに参加した高齢者は、孤独感や社会的孤立が低下するようだ、という米国シダーズシナイ医療センターのCOVID-19以前に実施された研究報告。3月以降はオンライン版で継続中でありその結果も良好であるという。
研究チームは、2018年から2020年3月まで、52歳から104歳の382名を対象に検討を行った。
参加者は、ヘルスコーチと面会し、彼らのニーズに合わせて4コースのうちから1つを選択した。健康の種々の局面を改善する4つのコースとは、「関節炎の運動」、「強化されたフィットネス」、「関節炎の太極拳」、「慢性疾患の自己管理」であった。
参加者は、開始前と6か月後に、社会的つながりと孤独感に関するアンケートに回答した。介入前後の回答から、研究チームは、孤独感が6.9%低下し、社会的つながりが3.3%改善されたことを、年齢、性別などを調整後に発見したという。
「これらのクラスは、高齢者の転倒リスクを減らすことが既に示されていた。これは、我々の知る限り、社会的孤立も減らすという初めての実証データである」と主任研究者のアリソン・モーザー・メイズ医師は述べている。
出典は『米国老人精神医学雑誌』。 (論文要旨)
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