2020.10.23
, EurekAlert より:
菜種は、大豆に代わる人のための最良の植物性たんぱく質源となる可能性を秘めているようだ、という独マルチンルター大学ハレ・ウィッテンベルグからの研究報告。
研究チームは、健康な20名を対象に、菜種と大豆のたんぱく質が人の代謝に及ぼす影響を検討した。参加者は、数日間の食事記録を求められ、その後3つの別々の日に特別に調製された食事(通常のトマトソースパスタ、大豆たんぱく質を追加、菜種たんぱく質を追加、の3種)を食べた。食事後6時間にわたって採血された。
解析の結果、菜種たんぱく質は、大豆と同等の有益な効果を人の代謝に及ぼすことが明らかになったという。糖代謝と満腹感への影響はさらに良好だった。
別の利点として、菜種たんぱく質は、菜種油生産の副産物として大量に得ることができるという。
「菜種たんぱく質は、大豆たんぱく質と同等の代謝パラメーターと心血管危険因子への影響を誘発した。また、菜種は、体内でわずかに有益なインスリン反応を引き起こした」と研究者はコメントしている。
出典は『栄養素』。 (論文要旨)
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