2020.10.15
, EurekAlert より:
悪夢から目覚めるための濃いめのブラックコーヒーは、血糖値のコントロールによろしくないかもしれない、という英国バース大学からの研究報告。
研究チームは、健康な男女29名を対象に、ランダムな順番で次の3つの実験を行わせた。(1)通常睡眠のあと、起床時に甘い飲み物を飲む、(2)睡眠障害(研究者が1時間ごとに5分間起こす)のあと、起床時に甘い飲み物を飲む、(3)睡眠障害のあと、起床時にまず、濃いブラックコーヒーを飲み、30分後に甘い飲み物を飲む。
解析の結果、睡眠障害は、参加者の血糖値制御・インスリン反応に影響を及ぼさなかったが、濃いブラックコーヒーを飲むと、血糖反応が約50%増加することが明らかになったという。
「簡単に言えば、特に睡眠障害の夜の後、私たちの体が最初に接触するのがコーヒーである場合、血糖コントロールが損なわれるようだ。最初に朝食を食べてから後でコーヒーを飲むことでこれを改善することができる。この知識は、私たち全員にとって重要な健康上の利益をもたらす可能性があるだろう」と研究者はコメントしている。
出典は『英国栄養学雑誌』。 (論文要旨)
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