2020.10.13
, EurekAlert より:
独りで読むか、別の人と一緒に読むかで、言語処理が異なるようだ、というスペイン・マドリードコンプルテンセ大学大学からの研究報告。
研究チームは、脳波計を用いて読む時の脳内の電気活動を記録した。参加者は、構文や意味に間違いを含むテキストを読んだ。そのうち半分は独りで、残りの半分は他者と共に読んだ。
その結果、我々が他者と共に読む時は、よりヒューリスティックになることが明らかになったという。つまりよりグローバルに、より制御され、より統合され、恐らくより創造的になるという。
「けれども、我々が独りで読む時は、我々の言語処理は、よりアルゴリズム的に、つまりより自動的で、限定的で、規則に従ったものになるようだ」と主任研究者のヒメネス・オルテガは語っている。
「他者の存在がより創造的で統合された理解を支持する一方で、孤立はより詳細で体型的な処理につながることを考えると、研究、教育における社会的相互作用の影響についてもっと考え始める必要がある」とオルテガはまとめている。
出典は『大脳皮質』。 (論文要旨)
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