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[運動]  COVID-19は我々をソファに釘付けにした?
2020.10.9 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

パンデミックによって大学が閉鎖された結果、大学生の座位時間が週8時間近く増加したようだ、という米国ケント州立大学からの研究報告。

COVID-19パンデミックのために、米国ではほとんどの大学が対面クラスから遠隔学習に移行し、キャンパスは閉鎖され学生たちは故郷に帰った。そのような変化が、社会的距離ガイドラインと共に、我々の社会的相互作用を変化させ、フィットネス施設、公園、体育館へのアクセスを制限した。

研究チームは、398名の大学生を対象に、対面クラスが中止される前後の、身体活動、座位行動について質問票を用いて評価した。

この前後の比較において、参加者は、対面クラスから遠隔学習に移行した後、週に8時間近く多く座るようになった報告したが、身体活動の変化はそれほど単純ではなかったという。パンデミックの前にあまり活動的でなかった参加者は、キャンパスの閉鎖と遠隔学習への移行後に実際に身体活動を増加させたが、パンデミックの前に非常に活動的だった参加者は、パンデミック中に全体的な身体活動の減少を経験した。

「パンデミックの前に最も身体的に活動していた参加者が最も悪影響を受けた可能性があるようだ」と筆頭研究者のジェイコブ・バークレー博士は述べている。

「これらの活動的な個人は、パンデミックが発生したときに閉鎖されたフィットネス施設を利用していた可能性が高いため、これは理にかなっている。けれども、パンデミックの前に活動が少なかった参加者の身体活動の増加には驚かされた。たぶん通学時間がなくなったことで、運動のためのより多くの時間ができたか、あるいは家から出たいために散歩を始めたのではないだろうか。」

出典は『国際エクササイズ科学雑誌』。 (論文要旨)      
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