2020.10.8
, EurekAlert より:
積極的に運動する女子小学生は早期思春期の行動・注意力に改善がみられるようだ、というカナダ・モントリオール大学からの研究報告。
研究チームは、ケベック州小児発育縦断研究の参加者で、1997年と1998年生まれの小児を対象に検討を行った。
991名の女子と1,006名の男子の両親は、子供が6-10歳の時に、コーチまたはインストラクターのいる課外スポーツ活動に参加したかどうかを回答した。12歳の時点で、教師は、子供たちの行動をクラスメートと比較して採点した。
データ解析の結果、6-10歳の時に課外スポーツ活動に定期的に参加していた女子は、ほどんど参加しなかった女子に比べて、12歳の時に、注意欠陥多動障害(ADHD)の症候がより少ない傾向にあることが明らかになった。男子にはそのような関連はみられなかった。
「スポーツ活動はすべての子供たちのメンタルヘルスやその他いろいろなことに多くのメリットがあることを我々は知っている。けれども、ADHDの症状を軽減するために、小学校中学年のスポーツが女子のためにより注目に値するようである」と研究者はコメントしている。
出典は『予防医学』。 (論文要旨)
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