2020.10.7
, EurekAlert より:
COPDや脳卒中の高齢者に等速性筋力測定を実施することが有用かもしれない、という雑誌特集号。
等速性筋力測定は、スポーツ医学、整形外科、神経学的リハビリ、運動生理学の分野で筋力測定に使われる主要なツールである。
『等速性と運動の科学』誌では、米国ノースカリフォルニア在住の理学療法コンサルタントであるリチャード・ボハノン博士をゲストエディターとして、等速性筋力測定の高齢者における有効性、信頼性、感応性に関する一連の特集論文を掲載した。博士は、『老年学・老年医学公報』誌の編集長でもある。
本特集では、専門家が文献をレビューし、整形外科的肩部障害、サルコペニアまたはフレイル、変形性膝関節症、COPDおよび脳卒中における筋力低下の等速性試験の使用に関する現在の知識を要約している。
過去には、等速性筋力測定計は、主に整形外科の問題、特に膝と肩の患者に使用されてきたという。
「けれども、脳卒中とCOPDに関する研究は、等速性筋力測定の有用性は整形外科領域をはるかに超えており、体幹筋力の測定にも使用できることを示している」とボハノン博士はコメントしている。
出典は『等速性と運動の科学』。 (論文要旨)
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