2020.10.6
, EurekAlert より:
オメガ-3系脂肪酸のEPAおよびDHAの高摂取は、心筋梗塞のリスク低下と関連がみられるようだ、というグローバルEPA・DHAオメガ-3機関(GOED)などによるメタ分析。
EPAおよびDHAは、魚油に豊富に含まれる長鎖脂肪酸であり、魚には他の有益な栄養素も含まれるので、サーモン、アンチョビ、イワシなどの脂肪の多い魚を食べることは、オメガ-3系脂肪酸を摂取する最適な方法である。
研究チームは、135,267人の参加者を含む40件の先行研究のデータをメタ分析した結果、オメガ-3系脂肪酸サプリメントの摂取は、心筋梗塞の発症リスクを13%低下させることを発見したという。
心血管系へのメリットは摂取量の増加と共に増加し、1日あたり1,000mgのEPAとDHAを追加すると、リスクはさらに減少することがわかった。研究では最大5,500mgまで検討された。
「人々は、1日当たり、1,000から2,000mgという高用量のオメガ-3系脂肪酸サプリメントのメリットを考える必要がある。これは通常の魚を定期的に食べる人々の間でもかなり高い量である」と研究者はコメントしている。
出典は『メイヨ・クリニック紀要』。 (論文要旨)
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