2020.10.5
, EurekAlert より:
植物、ナッツ、全粒穀物、エクストラバージンオリーブ油、魚介類を豊富に含むペスコ地中海食は、心血管系の健康を最適化するのに理想的かもしれないという。一緒に間欠的断食をすればなお良いそうだ。米国ミズーリ大学などによる報告。
研究チームは心血管系に良い食事を検討した結果、飽和脂肪を過剰に摂取する動物性食品を下げることが望ましいが、完全な菜食主義には栄養不足のリスクがあることから、動物性食品の主要な供給源を魚介類にする植物性食品中心の食生活である、ペスコ地中海食に注目した。
複数の研究とランダム化臨床試験により、この食事は、心臓病、糖尿病、認知機能低下、うつ病、一部のがんのリスク低下に関連していることが示されている。
加えて、毎日特定の時間枠(8時間から12時間以内)だけ食べる間欠的断食は、炎症を軽減し、インスリン感受性を改善する。ただし、間欠的断食のエビデンスはまだ予備的なものであり、さらに調査が必要であるという。
「我々は、雑食動物のジレンマに対する解決策として、ペスコ地中海食を提案する」と研究者はコメントしている。
出典は『米国心臓学会雑誌』。 (論文要旨)
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