2020.10.1
, EurekAlert より:
米国の成人は、今回のパンデミックが引き金となった外出規制の間に飲酒量を急速に増加させたようだ。女性の重度飲酒エピソード(2時間以内に4杯以上)は41%増加したという。米国RANDコーポレーションの研究報告。
研究チームは、RAND米国人生パネルの会員1,540名を対象に調査を実施した。これは米国民の代表性をもつインターネットパネルである。参加者は、2019年春に飲酒量の調査を受け、2020年春の外出規制が始まった数カ月の間に再び調査を受けた。
データ解析の結果、30歳以上の成人の飲酒頻度は、1年前と比べて14%増加したことが明らかとなった。30-59歳では19%の増加、女性は17%、非ヒスパニック白人は10%だったという。
「飲酒は健康に重大な悪影響を及ぼす可能性があるため、今回の結果は、パンデミックが米国人の心身の健康に影響を及ぼす可能性のある別の方法を示唆しているかもしれない」と筆頭研究者のマイケル・ポラード氏はコメントしている。
出典は『JAMAネットワークオープン』。 (論文要旨)
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