2020.10.1
, EurekAlert より:
妊娠中の健康的な食事と運動は、生まれた子供の健康につながるようだ、という英国キングスカレッジロンドンによる大規模ランダム化臨床試験。
UPBEAT介入試験は、1,555名の肥満女性の妊娠中の食事と運動を介入する、ランダム化対照臨床試験である。今回研究チームは、子供の3歳時点の健康状態をアウトカムとして検討を行った。
514名の3歳児(介入群49%、対照群51%)のデータを解析した結果、介入群の子供たちの安静時心拍数が、対照群に比べて-5bpm低かった。これが高いと高血圧や心血管障害のリスクが高まる。
また、介入群の母親は、対照群に比べて、出産3年後でも健康的な食事を維持していたという。
「本調査結果は、妊娠が母親と子供に利益をもたらす積極的な健康と生活習慣改善を促進する好機であるという証拠であり、たいへんエキサイティングなものだ」と研究者はコメントしている。
出典は『小児肥満』。 (論文要旨)
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