2020.8.20
, EurekAlert より:
果物、野菜、大豆、ナッツなどが豊富な健康な食事をする男性は前立腺がんになるリスクが低いようだ、というカナダ・ケベック大学州立科学研究所からの研究報告。
研究チームは、カナダ・モントリオールのコホート(2005-2012)から、前立腺がん患者1,919名と健常者1,991名の症例対照研究を実施し、食事プロファイルと前立腺がん発症リスクの関係を解析した。
食事プロファイルとして、健康な食事、塩分の多い西洋型食事+飲酒、砂糖の多い西洋型食事+飲物(ソーダ類)の3パターンが用いられた。
解析の結果、健康な食事と、前立腺がんリスク低下との間に強い関連の見られることが明らかになったという。砂糖の多い食事はむしろリスクを高めたという。塩分の多い食事との関連はみられなかった。
「本研究が、カナダや他の国の男性でも最も一般的な前立腺がんの予防戦略を開発するのに役立つことを望んでいる」と主任研究者のマリ=エリーズ・パラン教授はコメントしている。
出典は『栄養素』。 (論文要旨)
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