2020.8.12
, EurekAlert より:
男性のみを対象にスポーツをテーマにした減量プログラムによって身体活動量が増え、体重が減るかもしれない、という豪州メルボルン大学からの予備的ランダム化介入試験の報告。
研究チームは、35-65歳の肥満男性130名を対象にランダム化対照試験を実施した。参加者は、対照群または介入群にランダムに振り分けられた。介入群は、12週間にわたって毎週1回90分の身体活動・健康な食事・減量促進のために設計されたセッションに参加した。
その結果、介入群にはより多くの体重減少が観察されたものの、研究チームは、セッションへの個人の参加データがないことや、試験後のフォローアップで連絡できなくなっていた参加者が多数いたことなどの限界がみられた、としている。
研究レベルではスポーツプログラムが男性の身体活動や減量に効果的であることが示唆されているが、そういったプログラムを実施することの実現可能性と有効を分析した研究はほとんどないという。
研究チームは、今回の予備的な研究における費用対効果の評価から、プログラムが安価で費用対効果が高く、参加者の身体活動量増加と減量に有効であることが示唆されたとしている。
出典は『プロス医学』。 (論文要旨)
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