2020.8.12
, EurekAlert より:
両親の砂糖と塩に対する嗜好は子供に与えるジャンクフードの量に影響し、それが子供の嗜好を形成する可能性が高いため、親の自己管理が重要であろう、という米国オレゴン大学からの研究報告。
研究チームは、81名の就学前児童の両親を対象に、ジャンクフードへの曝露頻度が、親の嗜好を子供に伝える役に立つかどうかを評価した結果、両者にはしっかりした関連がみられることを発見したという。
さらに、122名の保育園児とその両親を対象に、親がジャンクフードに子供を曝露する頻度が増すと、子供が保育園で食べる物に影響が及ぶかどうかを直接観察したところ、やはり強い関連を確認したという。家庭で高度加工食品を食べる頻度の高い子供は保育園で野菜を食べる可能性が低かった。
「両親が、自己管理によって、定期的にジャンクフードを子供に与えなければ、子供たちはより健康な食事をするようになる可能性がある」と研究チームは結論付けた。
出典は『公共政策マーケティング雑誌』。 (論文要旨)
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