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[運動]  リモート・ダイエットが減量を助ける
2020.7.28 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

リモート減量プログラムによって、より少ないコストと労力で有効な減量効果が得られるかもしれない、というノースウェスタン大学からの研究報告。

新たなリモート減量プログラムOpt-INは、薬に頼らないダイエット療法として現時点で最も効果的とされる国民糖尿病予防プログラム (DPP) と比較して少ないコストと労力で効果が得られるようだ。新たなOpt-INプログラムの臨床研究は、参加者がDPPにおける成功例と同等の11-13ポンド (5-5.9 kg) の減量に成功したと報告した。

COVID-19のパンデミックが続くなか、肥満はこの疾患の重症化と死亡のリスクを上昇させることから減量が喫緊の課題となっている。米国疾病予防管理センターによると、米国の成人の3分の2が過体重または肥満である。

「このプログラムはダイエットのゴールドスタンダードであるDPPと同程度の効果を発揮した。」責任著者でノースウェスタン大学フェインバーグ医学部公衆衛生研究所長のボニー・スプリング教授は語る。「このプログラムの新しい点は、参加者がこれを受ける場所である。」

DPPは1年にわたるダイエットプログラムで、1,500ドルで訓練された医療プロフェッショナルであるダイエット・コーチとの対面カウンセリングを毎週90分間受ける。これに比べてOpt-INはより低コストで負担がはるかに少ない、とスプリング教授は言う。Opt-INの参加者負担額は、パッケージによって324ドルから427ドルだ。

DPPをより低コストでアクセスしやすく提供しようと試みるYMCAのプログラムのような取り組みがあるが、成果は芳しくないという。スプリング教授は、育児や交通機関の問題などにより、参加者が対面カウンセリングの時間をとることが難しい点を理由としてあげている。

「すべての伝統的なダイエット療法はアクセスが良くなく、拡張性が低かった。加えてこれらはコストが高く、煩わしさがあった。Opt-INでは参加者がその場で指導を受けることができ、これは、COVID-19パンデミック化においては個人の自宅で参加可能であることを意味している。」

米国において、若年層におけるCOVID-19の重症例が中国やスペイン、イタリアなど他国に比べて多いのは、肥満が蔓延しているためだ、とスプリング教授は言う。

研究では、シカゴの過体重または肥満の成人562名を対象に、オンラインレッスンとカスタムデザインされたアプリを利用する最小限のコアプログラムを実施。このアプリは市場に出回っている減量アプリと同様に、参加者が食べるもののエネルギー量を事前に推定し、摂取エネルギー量と運動量を記録できる。そして他のアプリと異なる点として、このアプリでは参加者のデータが直接コーチに送信される。

研究者らはコアプログラムに他の介入を段階的に追加して検討した。最も費用対効果が大きかったのは、コーチによる12回の健康カウンセリング、主治医への進捗状況レポート、減量をサポートする訓練を受けたバディを追加したパッケージだった。研究者らは24回のカウンセリングやミールリプレイスメントの利用など、よりコストの高いパッケージも検討したが、これらは減量効果を増加させなかったため最終版のOpt-INからは除外された。

Opt-INの427ドルのパッケージでは、参加者は6ヶ月後に平均13.4ポンド (6.1 kg) 減量し、51.8%の参加者が参加前の体重の7%の減量に成功した。DPPでも50%の参加者が7%減量するものの、より参加者の負担とコストが大きい。

コアプログラム、オンラインレッスン、12回のカウンセリングのみを含む324ドルのパッケージでは6ヶ月で平均11.5ポンド (5.2 kg) の減量が認められ、参加者の50%以上が少なくとも5%の減量に成功した。

「肥満問題に何も対処しなければ糖尿病、心疾患、ある種のがんや他の慢性疾患の波を招くことになるが、現在のヘルスケアシステムは肥満治療などの予防サービスが大きく欠如している。我々の研究が予防サービスの提供者による参加呼びかけのサポートとなることを願う」とスプリング教授はコメントしている。

出典は『肥満学』。 (論文要旨)      
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