2020.7.21
, EurekAlert より:
妊娠中の労働者は仕事をあまりしないといった固定観念が確証されてしまうことへの恐怖が、妊娠中の従業員を余計に懸命に働かせ、負傷リスクが高まる、という米国ワシントン州立大学からの研究報告。
肉体的に厳しい仕事に就いている妊婦に関するこの研究は、400名以上の妊婦を対象に2カ月にわたって3つの時点での調査データを解析したもので、大多数(約63%)がこのタイプの「ステレオタイプの脅威」を感じていることを示したという。
この脅威により多くの女性が妊娠を隠し、過剰に行動するようになり、健康や妊娠を危険にさらす行動、たとえば長時間立ったり重い物を持ち上げたりすることさえもしていた。
「本研究は、これらのステレオタイプが存在することを認め、その影響を減じる助けを講じる必要があることを示している」と筆頭研究者のリンゼイ・ラヴァイス博士はコメントしている。
「妊娠についての固定観念は静かなストレッサーである。常に目に見えるわけではないが、それは職場の女性に本当に影響を与える。」
出典は『仕事とストレス』。 (論文要旨)
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