2020.7.16
, EurekAlert より:
職場のジェンダーバイアスは、もはや問題ではないと考える人々によって生かされているようだ、という英国エクセター大学からの研究報告。
この研究では、管理者らにある労働者の同一の説明が与えられた。唯一の違いは名前が男性(マーク)または女性(エリザベス)のそれであることだった。
ほとんどの管理者が、男性労働者をより有能であると評価し、より高い給与(平均8%の給与ギャップ)を推奨した。
このギャップを生み出したのは、彼らの職能にもはやバイアスは存在しないと考えている管理者であり、バイアスが依然として存在していると信じる管理者はほぼ同額の給与を推奨したという。
ジェンダーバイアスが存在しないと考えていた管理者の3分の2が男性だったが、同じ意見をもつ女性管理者も、男性管理者同様に女性労働者を過小評価した。
出典は『サイエンスアドバンス』。 (論文要旨)
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