2020.7.6
, EurekAlert より:
座位中心の行動は高いがん死亡リスクの独立した因子であるようだ、という米国テキサス大学からの研究報告。
最も座位行動が多かった人々は、最も少なかった人々に比べて、がんによる死亡リスクが82%高かったという。
本研究には、長期的な健康転帰を研究するために、2003-2007年に45歳以上の30,000人を超える米国成人を集めて始まった、米国民を代表するREGARDS研究コホートの参加者が含まれる。
座位行動を測定するために、研究登録時にがんと診断されなかった8,002名の参加者は、連続7日間の覚醒時に腰に加速度計を装着した。加速度計のデータは2009年から2013年の間に収集された。平均5年間の追跡調査の後に、268人の参加者ががんで死亡した。座位行動が長いほど、がんによる死亡リスクが高かったという。
研究はまた、軽度または中程度から激しい身体活動に従事することが違いを生むことも発見した。研究チームは、座位時間、軽度の身体活動(LIPA)および中程度から激しい身体活動(MVPA)を同じモデルで評価し、座位行動ではなく、LIPAとMVPAががん死亡率と有意に関連していることを発見した。
「我々の調査結果は、座位時間を少なくし、より多く動くことが重要であり、1日30分の運動を組み込むことでがんの死亡リスクを減らせることを強調するものだ」と筆頭著者のスーザン・ギルクリスト医師は語っている。
出典は『JAMA腫瘍学』。 (論文要旨)
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