2020.6.17
, EurekAlert より:
遅い時間の夕食は、血糖値を高め、脂肪の燃焼を低下させるかもしれない、という米国ジョンズホプキンズ大学からの研究報告。
研究チームは、男性10名女性10名の健康な参加者を対象に、午後10時に夕食を摂ったときの代謝を、午後6時に同じ夕食を摂ったときと比べた。参加者はどちらの場合も午後11時に就寝し、翌朝7時に起床した。
参加者は、夜間および翌朝1時間おきに採血され、血糖値、血中脂質等が測定された。
実験の結果、研究チームは、午後10時に夕食を摂ると、午後6時に摂った場合に比べて、血糖値が上昇し脂質の燃焼が低下することを発見したという。
平均して、遅い時間の夕食によって血糖値は約18%上昇した。夜間の脂質の燃焼は、約10%低下した。
「健康なボランティアで見られたこの効果は、既に代謝が低下している肥満または糖尿病の患者でより顕著になる可能性がある」と研究者はコメントしている。
出典は『臨床内分泌学・代謝雑誌』。 (論文要旨)
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