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[女性]  アルコール乱用の性差におけるエストロゲンの役割
2020.6.8 , EurekAlert より:   記事の難易度 2
  

エストロゲンレベルの変動が、雌のマウスにアルコールによるより大きな報酬をもたらすようだ、という米国イリノイ大学からの研究報告。

気晴らしの飲酒が、病的なアルコール中毒に発展することがしばしばあるが、女性は男性よりもアルコールのネガティブな影響を受け易いといわれており、その潜在的な原因として女性ホルモンであるエストロゲンが疑われていた。

ベルサ・ヴァンデグリフトら研究チームは、マウスのエストロゲン受容体を活性化し、それが脳へのアルコールの効果にどう影響するかを追跡した。


脳の薬物報酬と強化に関与する領域である腹側被蓋野にはエストロゲン受容体の2つのサブタイプが存在する。α受容体サブタイプの活性化は、アルコールに対する反応を強化し、より多くのドパミンの放出を促した。これは飲んだ時の報酬反応がより強まるということであるという。

研究チームは、雄と雌で、この部位のエストロゲン受容体を減らす実験もした。これによって、雌の大量飲酒行動は減少したが、雄マウスには変化がなかったという。

出典は『神経科学雑誌』。 (論文要旨)      
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