2020.6.4
, EurekAlert より:
身体活動によって、ユビキチンというたんぱく質が古くなったたんぱく質をまとめて分解し筋肉への蓄積を防止するようだ、というデンマーク・コペンハーゲン大学からの研究報告。
研究チームは、10分間激しく自転車をこぐことで、死亡マーカーたんぱく質であるユビキチンの活性が大きく上昇することを実証した。
ユビキチンは小さなたんぱく質である、摩耗したたんぱく質のリジン残基に結合し、その後プロテアソームに輸送され分解される。分解されたアミノ酸は新しいたんぱく質の合成に使われる。
「筋肉は使い古されたたんぱく質を幾つかの方法で排除する。これはその方法のひとつである」と主任研究者のエリック・リヒター教授はコメントしている。
出典は『米国実験生物学連合雑誌』。 (論文要旨)
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