2020.6.3
, EurekAlert より:
細胞が絶食に反応してオートファジーと呼ばれる細胞内プロセスを活性化する方法を発見した、という英国ウォーリック大学からの研究報告。
研究チームは今回、オートファジー遺伝子の転写に要求される複数のたんぱく質を発見したという。
このたんぱく質は、セコイア、YL-1、Sir2と呼ばれており、細胞質オートファジー関連たんぱく質Atg8aと相互作用する。これらの相互作用は、Atg8aを核内に送り込み、オートファジー遺伝子の転写を調節する。
本研究は、細胞質たんぱく質のAtg8aの核内における役割を明らかにした初めてのものであるという。
「絶食中のオートファジー遺伝子の活性化の分子メカニズムを理解することは、我々が普通体重を維持するためにオートファジー経路を活性化する介入法を見つけるための役に立つだろう」と筆頭研究者のイオアニス・ネチス教授はコメントしている。
出典は『細胞レポート』。 (論文要旨)
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