2020.6.2
, EurekAlert より:
血圧降下薬の服用によって血圧を下げることで、認知症や認知機能障害の発症リスクを各々7%低下できるかもしれない、というアイルランド・ゴールウェー国立大学からの研究報告が『JAMA』誌に発表された。
研究チームは、14件のランダム化対照臨床試験(対象者96,158名)の系統的レビューとメタ分析を実施した。血圧降下薬の服用によって血圧が低下すると、4年間で認知症または認知機能障害の発症リスクが7%低下し、認知機能低下のリスクも7%低下した。
筆頭著者のミシェル・カナヴァン博士は、「脳の健康を維持するために、健康的な生活習慣と併せて、血圧を制御することの重要性の認識が高まることを願っている」としている。
出典は『米国医学会誌(JAMA)』。 (論文要旨)
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