2020.5.27
, EurekAlert より:
自分たちと同じような女性が語り食事を作るビデオを見て、それについてサポートグループと電話会議で話し合うことで、脂肪摂取量を減らすことが可能だった、という米国オハイオ州立大学からの研究報告。
研究チームは、フォーカスグループにおいて、健康な生活習慣行動を促進するビデオの中に誰を見たいかを参加者に聞いたところ、彼らは自分たちのような、肥満で貧困家庭の主婦である女性を見たいと答えた。
そこで、研究チームは、10本のビデオを制作し、そこでは、登場する女性はカジュアルな服を着て、台本ではなく自分たちの話をした。実際に彼女らにおなじみの食品を使って食事の準備をし、食事ラベルを読むなどのシンプルで実用的な手順が、しだいに健康的なライフスタイルにつながる可能性があることをしめすものだった。
研究チームは、18-39歳でBMIが25.0から39.9の女性を対象にストレス管理、健康的な食事、身体活動を促進することによって体重増加を防ぐことを目的とした介入を行った(本報告では食事の結果のみが分析された)。
ランダムに割りつけられた介入群の212名の女性は、16週間の介入期間中に自宅で10本のビデオを視聴した。 対照群は、健康な生活について書かれたパンフレットを受け取った。
介入群はまた、10回のピアサポートグループによる電話会議に参加した。
介入の結果、母親らは、自立的動機と自己効力感が大幅の上昇し、脂肪摂取量が大幅に減少したと報告した。
出典は『食欲』。 (論文要旨)
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