2020.5.27
, EurekAlert より:
多くの人が、オンライン症状チェッカーで、自分の健康状態を自己診断したり医療アドバイスを探したりしているが、オンライン症状チェッカーが正しいのは3回に1回ていどであるようだ、という豪州エディコーワン大学の報告。
研究チームは、36件の国際的スマートフォンおよびウェブベースの症状チェッカーを分析し、最初の診断が正しい確率は36%に過ぎないことを発見したという。ただし、上位3位までのサイトだけなら、正解率は52%まで上昇した。
研究ではまた、ヘルスケアを探す時と場所についてのアドバイスが正確である割合が49%であることも明らかになったという。
研究チームによれば、政府の規制やデータ保証の欠如が、オンライン症状チェッカーの品質の背後にある主要な問題であるようだ。これらのサイトがどのようにデータを取得しているかについては、真の透明性やバリデーションが存在しない。
「我々は多くの国際サイトが、豪州には存在するいくつかの病気を含んでおらず、豪州に関連するサービスがリストされていないことを発見した」と筆頭研究者のミシェラ・ヒルはコメントしている。
出典は『豪州医学雑誌』。 (論文要旨)
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