2020.4.30
, EurekAlert より:
米国プリンストン大学とサニーブルック研究所によるコメンタリが、COVID-19に挑戦するための8つの行動を提案している。
危機の時、人生を変える決断にせまられることもある。それは不確実性の中で多くの正しい判断が求められるということである。COVID-19パンデミックも例外ではない。
英国の『ランセット』誌に掲載されたコメンタリで研究者らは、これらの判断を変える8つの行動の落とし穴を指摘している。その中で、著者らは次の普遍的な人間の特性を探求している。未知のものへの恐れ、個人的恥辱、そして後知恵バイアスである。
著者らは、これらの落とし穴に気付くことが、COVID-19パンデミックと戦うために必要な行動変化を維持する助けになるだろう、と示唆しており、同時にその解決策も提案している。
「このような挑戦的で困難な時に対する強い初期反応に続いて、判断上の落とし穴に気付くことは、正しい経路に物事を維持する助けになるだろう」と著者のひとりエルダー・シャフィールは述べている。
8つの落とし穴は以下の通り。詳細は論文で。 ●未知のものへの恐れ ●個人的恥辱 ●競合するリスクの無視 ●見えない病気 ●明確なフィードバックがない ●現状維持バイアスが溢れている ●根深い社会規範 ●後知恵バイアス
出典は『ランセット公衆衛生』。 (論文要旨)
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