2020.4.22
, EurekAlert より:
ビタミンDを豊富に含んでいる食品を摂取することで、心臓保護効果を期待できるかもしれない、というギリシャ・ハロコピオ大学からの研究報告。
研究チームは、2001年から2012年にかけて、ギリシャのアテネ周辺で集めた1,514名の男性と1,528名の女性を対象に調査をおこなった。
ビタミンDの摂取量によって、低・中・高の3群に分けたところ、心血管系イベント(心筋梗塞や脳卒中など)の発症リスクが、男性では低群24%、中群17%、高群12%であり、女性では、低群14%、中群10%、高群11%であった。
ほどほどでニュートラルな心臓健康効果を示すビタミンDサプリメントを摂取する臨床試験とは対照的に、本研究においては、ビタミンDの食品からの摂取の増加は、心臓関連疾患に、特に男性において、保護効果の見られることが期待される結果であったという。
出典は『人類栄養学と食事療法雑誌』。 (論文要旨)
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