2020.4.2
, EurekAlert より:
テキストベースのオンラインカウンセリングセッションにおいて、カウンセラーのメッセージの長さとカウンセラーによる迅速な応答時間が、カウンセリングに影響を及ぼすようだ、という23歳未満の青少年を対象にした対話ベースの人間対応型の子供向けホットラインに関する研究が発表された。デンマーク・コペンハーゲン大学と蘭アムステルダム大学からの共同研究報告。
研究チームは、対面による相互作用はないものの、カウンセラーが迅速に、長く、緻密で表現力豊かなメッセージで応答する限り、クライアントはテキストメッセージの恩恵を受ける可能性があると結論付けた。交換されるメッセージの数は、テキストセッションの長さほど重要ではないようだという。
研究チームは、セッション直後と2週間後にカウンセリングの全体的なプラスの効果を発見したという。カウンセリングの影響は、クライアントの意見を聞き、幸福感が変化し、エンパワーメントを得た経験に基づいていた。
「最新の統計では、2,400万人の青少年がヘルプラインにアクセスしている。チャットやテキストなど、さまざまな方法でアクセスできるようになったため、個人は最も快適に感じるテクノロジーを使用して感情について話し合うことができるのだ」と掲載誌編集長のブレンダ・ウィーダーホールド博士はコメントしている。
出典は『サイバー心理学、行動、ソーシャルネット』。 (論文要旨)
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