2020.3.5
, EurekAlert より:
タルトチェリーには、持久運動のパフォーマンスを改善する効果があるかもしれない、というカナダ・サスカチュワン大学のメタ分析。
研究チームは、タルトチェリーが運動後の回復に及ぼす影響を検証した10件の先行研究をメタ分析した。サンプルサイズは8-27の範囲で、参加者の平均年齢は18.6-34.6歳だった。参加者の大部分がサイクリスト、ランナー、トライアスリートなど持久運動の訓練を受けていた。10件の研究全体の参加者は127名の男性と20名の女性だった。
10件の研究から結果をプールしてメタ分析したところ、タルトチェリー濃縮ジュースまたはパウダーを直前の7日間から1.5時間の間に摂取することでサイクリング、水泳、ランニングのパフォーマンスを改善する有意な効果のあることが明らかになったという。
「タルトチェリー濃縮物が回復にもたらす利点は充分に研究されているが、パフォーマンスの向上に関する根拠は少なく結果はまちまちである。本メタ分析の結果は、タルトチェリーがパフォーマンスの向上に役立つことを発見し、その潜在的なメカニズムについてのより深い洞察を得た」と共同研究者のフィリップ・チリベック教授はコメントしている。
出典は『米国栄養学会雑誌』。 (論文要旨)
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