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[栄養]  朝食をたくさん食べる人は、2倍のカロリーを消費する!?
2020.3.5 , EurekAlert より:   記事の難易度 2
  

多めの朝食を摂る人は、多めの夕食を摂る人に比べて、肥満、高血糖が予防される可能性が高いようだ、という独リューベック大学からの研究報告。

我々の身体は消化吸収の過程でエネルギーを消費する。これは食事誘発性熱産生(DIT)として知られているが、食事時間によって異なる。

「我々の結果が示しているのは、朝食で食べた食事はカロリーに関わらず、同じものを夕食に食べた時の2倍のDITを惹起するということだ」と責任著者のジュリアン・リヒター博士は語っている。

研究チームは、16人の男性を対象に研究室で3日間の実験を行った。彼らは低カロリーの朝食と高カロリーの夕食、またはその逆の食事を別々の日に摂取した。

その結果、同じカロリーを摂取しても、朝食として摂った場合には、夕食として摂った場合の2倍のDITが観察されたという。食後高血糖と高インスリン血症は、朝食後には夕食後に比べるときわめて低かった。

低カロリーの朝食は食欲を特に甘味に対して増大させることも明らかになった。

「我々が推奨するのは、肥満者も普通体重者と同じように、朝食を多く夕食を少なく摂ることである」とリヒター博士はコメントしている。

出典は『臨床内分泌学・代謝雑誌』。 (論文要旨)      
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