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[子供]  母乳濃度の違いは5歳までの成長に影響を与える
2020.3.4 , EurekAlert より:   記事の難易度 3
  

母乳に含まれる母乳オリゴ糖(HMO)の濃度と乳児の体重には関連がみられるようだ、という米国カリフォルニア大学サンディエゴ校からの研究報告。

研究チームは初期のパイロット研究において、完全母乳哺育かつ過剰な体重増加を示した乳児約30人の6か月にわたる小規模コホートの調査から得られた結果を、フィンランド・トゥルク大学の縦断研究(STEPS)の一部である802組の母子のコホートを誕生から5歳まで追跡調査して確認したことを報告した。

HMOの一種である2'-フコシルラクトース(2'-FL)が高濃度に、別のHMOであるラクト-N-ネオテトラオース(LNnT)が低濃度に含まれうrことが、乳幼児期の成長に関連していることがわかったという。

母乳中のHMOの濃度に依存しているが、母親の妊娠前のBMIあるいは母乳哺育の長さなどには関連がみられなかったという。

「我々はその関連の強さに驚いた」と主任研究者のラース・ボーデ教授は語っている。「その影響の持続時間は、実際にHMOに曝露した期間よりもはるかに長期に及んでいる。我々の分析は、個々のHMOが特定の健康および発達アウトカムに関連していることを明らかにできた。」

(本研究は「母乳の成分は、乳児の認知発達を促進する?」と同じ研究チームによるもの。)

https://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=69589&-lay=lay&-Find.html

出典は『米国臨床栄養学雑誌』。 (論文要旨)      
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