2020.3.3
, EurekAlert より:
認知機能を健康に保つには、成人期を通じて活動の多様性と一貫性を維持することが重要なようだ、という米国サウスフロリダ大学からの研究報告。
研究チームは、34-84歳の732名を対象にした全国日常生活調査のデータを解析した。これは連続した8日間の活動を調査して、その多様性をスコア化したものである。同じ対象者が10年後に再び同じ調査を受けた。
ここで多様性は、種類の豊富さと均等性から評価された。種類が豊富で、かつその様々な種類がある程度の均等性を保って併存しているとスコアが高くなる。
データ解析の結果、10年の間に活動の多様性を増加させた者は、多様性を低下させた者に比べて、高い認知機能を維持する可能性が高いことが明らかになったという。
「本研究が示唆しているのは、様々な活動を定期的に行う活動的で積極的な生活習慣が我々の認知機能の維持には重要だということだ」と主任研究者のソオミ・リー助教授はコメントしている。
出典は『老年医学雑誌シリーズB:心理科学と社会科学』。 (論文要旨)
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