2020.3.2
, EurekAlert より:
特定の食品群の摂取と記憶喪失と併存する心疾患、糖尿病の間には強い関連が見られるようだ、という豪州シドニー工科大学からの研究報告。
研究チームは、139,000人の豪州人のデータを解析し、果物や野菜の摂取が豊富であることと、記憶喪失の可能性が低いこと、併存する心疾患が少ないことの間に関連性が見られることを発見した。またたんぱく質が豊富な食事の摂取とより良好な記憶能力の間にも関連が認められたという。
また、80歳以上の高齢者で穀類の摂取が少ないものは、記憶喪失と併存する心疾患のリスクが高いこともわかったという。
「高齢者がしばしば複数の慢性疾患に同時に直面する事実を考慮した食事介入は真の挑戦である」と研究者はコメントしている。
出典は『国際公衆衛生雑誌』。 (論文要旨)
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