2020.2.28
, EurekAlert より:
酔っぱらうと美に対する閾値が低下するという「ビールゴーグル」効果は実際に存在するかもしれない、という英国エッジヒル大学からの研究報告。
研究チームは、英国の大学生129名(女性74名、平均年齢24.12歳)を対象に、素面の時と軽い酩酊状態の時では、一般的に美しいとされる顔によって気が散る度合いに差があるかどうかを検証した。
対象者は、素面または飲酒した状態で、ラップトップPCの画面に表示された「T」の文字が、回転または反転しているかを、同時に画面上に様々な顔が表示されている環境下で、判断してもらった。
データ解析の結果、対象者は素面の時には、明らかに、美しい顔に、そうでない顔に比べて、余計に気を散らされたが、飲酒時には、どのような顔に対してもおなじようにしか気を散らされないことが明らかになったという。
「我々の研究は、ビールゴーグル効果という都市伝説にもなにがしかの真実があることを示唆するものだ」と主任研究者のデレク・ハイム教授はコメントしている。
出典は『中毒行動の心理学』。 (論文要旨)
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