2020.2.27
, EurekAlert より:
腫瘍内に免疫療法を安全に送達するためのプロバイオティクスを開発した、という米国コロンビア大学からの研究報告。
このプロバイオティクスには、2つの証明済みの治療標的(PD-L1とCTLA-4)に対するナノ抗体を含んでいる。このナノ抗体は、プロバイオティクスから持続的に放出され、わずか一回の投与で腫瘍を攻撃し続け、最終的に腫瘍の退縮をもたらす免疫応答を促進する。
免疫チェックポイントであるPD-L1とCTLA-4を標的とする抗体はがん免疫療法に革命をもたらし、一部のがんで成功を収めているが、通常の送達方法では副作用が大きい。
「我々は免疫チェックポイント療法を局所的に提供して副作用を最小限に抑える安全なプロバイオティクスル・ビークルを設計した買った」と主任研究者のタル・ダニノ教授は語っている。
出典は『サイエンストランスレーショナル医療』。 (論文要旨)
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