2020.2.20
, EurekAlert より:
母親の妊娠中のビタミンD不足は、子供のADHD発症に影響を及ぼすようだ、というフィンランドのトゥルク大学等からの報告。
今回の研究は、妊娠初期から中期における母親のビタミンD濃度の低さとADHD診断リスクの上昇との関連性を示す、初めての集団レベルの研究であるという。
今回の研究には、フィンランドで、ADHDと診断された1998年から1999年までに生まれた1,067名の子供がケース群、マッチした症例をコントロール群とした。データは、妊娠中のビタミンD摂取に関し、現在のフィンランドの勧告 (年間を通して、1日当たり10マイクログラム)以前に収集された。
結果は、妊娠中のビタミンD濃度の低さは、子供の注意欠陥に関連したという。
「ADHDは、子供において、最も一般的な慢性疾患の1つであることから、今回の調査結果は、公衆衛生にとって、とても重要である」と、スーランダー教授は述べている。
出典は『米国児童青年精神医学雑誌』。 (論文要旨)
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