2020.2.20
, EurekAlert より:
理研と大阪大学の研究チームは、ヒトの特殊な食習慣に関連する遺伝子変異を発見した、と『ネイチャー人間行動』誌に発表した。
研究チームは、十六万人を超える日本人の遺伝データを使用したゲノムワイド関連研究によって、コーヒー、茶、アルコール、ヨーグルト、チーズ、納豆、魚、野菜、肉の摂取に関連する染色体上の9つの遺伝子部位を同定した。
全体として、本研究は以前に報告されていない10の食事-ゲノム関連性を発見したという。4つはコーヒーに関連し、3つはアルコールに関連する。
コーヒーとアルコールに関連していることが既に知られていた1つのSNPは、検討されたほとんどすべての食品項目に関連していることがわかった。
「ALDH2遺伝子のひとつのDNAヌクレオチドにおけるこの特定の変異は、アルコール、納豆、豆腐、魚の摂取量が少ないことに関連し、同時にコーヒー、茶、牛乳、ヨーグルトの摂取量が多いことに関連していた」と岡田随象教授は述べている。
出典は『ネイチャー人間行動』。 (論文要旨)
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