2020.2.17
, EurekAlert より:
歩数だけを増やしても、体重増加防止には役立たないようだ、という米国、ブリガムヤング大学等からの報告。10,000歩以上歩いても、大学新入生の体重増加を防ぐことはできなかった。
今回の研究は、推奨される歩数である1日当たり10,000歩以上歩いた場合(25%刻みで)、大学新入生の体重と脂肪の増加を最小限に抑えるかどうか評価することを目的としたという。
対象者は大学新入生92名である。3群にランダムに分け(1日10,000歩、12,500歩、15,000歩)、24週間の期間、エネルギー摂取量と体重・体組成をフォローした。対象者は、研究前、平均約9,600歩、歩いた。研究終了まで、10,000歩の群では平均11,066歩数、12,500歩の群では平均13,638歩数、15,000歩の群では平均14,557歩、歩いた。
結果は、体重は、歩数増加の影響を受けなかったという。しかしながら、身体活動パターンに良い影響が認められた。
「他の感情的、健康上の利点を有する可能性がある」と著者らは述べている。
この研究では、座位時間が、12,500歩群と15,000歩群の両群で、大幅に短縮された。15,000歩群では、座位時間が1日77分も短縮されたという。
出典は『肥満学雑誌』。 (論文要旨)
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