2020.2.12
, EurekAlert より:
赤身肉や加工肉の摂取は、あらゆる死因による死亡が高まるようだ、という米・ノースウェスタン大学からの報告。鶏肉や魚類では認められなかったという。
これまで加工肉の摂取と心血管疾患、全死因死亡との関連性は報告されているが、赤身肉、鶏肉、魚類の摂取と心血管疾患、全死因死亡との関連性は不明な点が多かった。そこで、今回は、加工肉の他、赤身肉、鶏肉、魚類の摂取と、心血管疾患の発症および全死因死亡との関連性を調査したという。
今回の研究では、米国の6つの前向きコホート研究に参加した成人のデータを分析した。1985年から2002年までの食事データを収集し、2016年8月31日までフォローアップした。
結果は、魚類ではなく、赤身肉、加工肉、鶏肉を1週間当たり2サービング摂取すると、循環器疾患のリスクが3〜7%上昇したとう。鶏肉や魚類ではなく、赤身肉または加工肉を2サービング摂取すると、全ての死因による死亡のリスクが3%上昇した。
「これら動物性タンパク質食品の摂取を変更することは、心血管疾患と早死のリスクの減少に役立つ重要な戦略である可能性がある」と、ビクター・チョン准教授は述べている。
出典は『JAMA内科学』。 (論文要旨)
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