2020.2.6
, EurekAlert より:
発育中の脳組織における鉄含量は認知能力と相関がみられるようだ、という米国ペンシルバニア大学からの研究報告。
研究チームは、『フィラデルフィア神経発達コホート』の1,500名以上の小児・若年成人(8-24歳)を対象に、MRI画像検査によって脳内の鉄含量を測定した。
その結果、大脳基底核の鉄含量が発育中に増加し、2つの副領域において、成人期にまで増加を続けることを発見した。1つの副領域(被殻)において、鉄含量が減少すると、認知作業のパフォーマンスが低下することが明らかになり、脳内の鉄が健康な認知機能発達に必要であることが示唆されたという。
出典は『神経科学雑誌』。 (論文要旨)
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