2019.12.27
, EurekAlert より:
女性は、緑地に近くに住んでいると、過体重や肥満のリスクが低いようだ、というスペイン・バルセロナ研究所等からの報告。この関連は、男性では認められなかったという。
研究では、MCC-スペインの症例対照研究(スペインの7つの州(アストゥリアス、バルセロナ、カンタブリア、マドリード、ムルシア、ナバラ、バレンシア))の情報を使用し、2,354名のデータを分析した。対象者の年齢は20歳から85歳であり、居住歴、ライフスタイル(身体活動、余暇等)、身長、体重は、質問により、ヒップ周囲、ウエスト周囲は、測定により調査した。血液または唾液サンプルを採取した。過体重、肥満かどうかの判定には、BMIとウエストヒップ比を使用した。
結果は、女性において、緑地(例えば、公園や庭園など)へのアクセスの悪さは、過体重、肥満と強い関連性が認められたという。一歩で、男性では、そのような関連性は認められなかった。
「今回の研究では、スペインの女性において、過体重・肥満リスクにおける緑地が果たす重要な役割を強調している。この関連を説明するメカニズムを理解することは、効果的な公衆衛生の計画に重要である」とコゲビン氏は述べている。
出典は『国際衛生環境衛生雑誌』。 (論文要旨)
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