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[その他]  家族の世話は世界中の人々を動機付ける
2019.12.25 , EurekAlert より:   記事の難易度 3
  

27か国を対象にした国際研究により、世界中の人々が他のなによりも愛する人々を最優先に考えていることが明らかになった。米国アリゾナ州立大学からの報告。

何十年もの間、それは多くの社会心理学研究の焦点ではなかったという。アリゾナ州立大学の研究者らが率いる国際研究チームは、27か国7千人以上の人々を対象に、彼らを動機づけるものについて調査した。その結果は、40年来の研究結果に反するものだった。

「人々は一貫して親族ケアと配偶者保持に最も重要な動機付けをもっており、27か国のすべての国において我々はそれをなんどもなんどもそれを発見することになった」と筆頭研究者のアーラ・コーは述べている。「それは中国や韓国のような集団主義的な文化のある地域でも、欧州や米国のような個人主義的な文化のある地域でも再現された。」

親族ケアとは、家族の世話とサポートをすることであり、配偶者保持とは、長期にわたる恋愛関係や性的関係の維持と定義されている。これら二つの動機付けは、若い人々や深い精神的繋がりを求めない人々においても最も重要であったという。

過去40年にわたって、進化的心理学研究は、人々がいかにロマンチックもしくは性的なパートナーを見つけるかと、この欲望が他の行動にどう影響するかに焦点をしぼってきた。けれども研究参加者らは、一貫してこの恋人探しの動機づけを彼らの人生で最も重要でない因子と評価したという。

この理由として、研究チームでは、過去の研究では独身の大学生の参加者が多かったためではないか、と推測している。

27か国全てにおいて、独身者は、新規のパートナー探しを、関係性にコミットするよりも重視し、また男性は女性よりも恋人探しを重視する傾向があったという。けれども、その違いはわずかであったという。

出典は『心理科学展望』。 (論文要旨)      
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