2019.12.18
, EurekAlert より:
食事時間を1日10時間以内に制限する間欠断食ダイエットを12週間にわたって実施したところ、体重が減りいくつかのメタボの症状が改善されたという。米国ソーク研究所からの予備的研究。
食事の時間を制限する、いわゆる間欠断食について検討したこれまでの研究が、マウスや健康な人を対象に実施されてきたが、研究チームは、今回それを糖尿病、心疾患、脳卒中の高いリスクがあるメタボ症候群の患者において検討した。
19人のメタボ患者を対象に、3か月にわたって間欠断食ダイエットプログラムを実施した。対象者は、1日の最初の食事から最後の食事までを10時間以内に済ませるように指導された。何時に何をどれくらい食べるかは自由に設定させた。参加者の大部分が肥満で84%が最低1種類の医薬品を服用していた。
12週間後、参加者の体重は平均3%減少し、腹部脂肪も3%減少した。多くの者がコレステロール値と血圧を低下させ、空腹時血糖値も改善したという。
「全体として、参加者は、起きてから約2時間後に朝食を摂り、就寝の約3時間前に夕食を摂るパターンが多かった。体重とメタボ症状の改善に加えて、参加者の70%が、睡眠満足度または睡眠量の上昇を報告した」と主任研究者のサチダナンダ・パンダは語っている。
出典は『細胞代謝作用』。 (論文要旨)
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