2019.12.16
, EurekAlert より:
我々は一般に胃袋が一杯になると食べるのを止める合図が脳に伝えられると考えているが、実は腸が伸びることが予想外に重要らしい、という米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校からの研究報告。
エネルギー恒常性のためには摂取した食物の正確な量と質の把握が必要である。研究チームは、迷走神経がどのようにそれを検出するのかを明らかにするために、標的固有の単一細胞RNAシーケンシングによるアプローチを使用して、迷走神経の種々の機能別のマップを作製し、それがどのように関与しているかを明らかにしようとした。
その結果、驚くべきことに、胃ではなく腸の機械受容器の刺激に最も敏感であることが明らかになったという。視床下部の空腹促進AgRPニューロンを強力かつ永続的に阻害するのは、腸の機械受容器だけだったという。
出典は『細胞』。 (論文要旨)
|