2019.12.11
, EurekAlert より:
減量のためにダイエット薬や下剤を使用している者は、これらを使用していない者より、1〜3年以内に摂食障害の診断を受ける確率が高いようだ、というハーバード大学の公衆衛生大学院等からの報告。
今回の研究では、若年女性において、減量目的のダイエット薬、下剤の使用は、その後の摂食障害の診断と前向きの関連が認められるか調査したという。2001年から2016年、米国中心とする、Growing Up Today Study(GUTS)に参加した、女性と少女10,058名(14歳から36歳)のデータを分析した。
結果は、過去に摂食障害の診断を受けたことがない者の中で、過去1年間にダイエット薬を使用した女性は、これらの薬を使用しなかった者と比し、1から3年以内に摂食障害の診断を受けるオッズ比が高かったという。また、体重コントロールに下剤を使用した女性は、これらの薬の使用を報告しない者と比し、1から3年以内に摂食障害の診断を受けるオッズ比が高かった。
「小売業者と政策立案者は、これらの製品のリスクを真摯に受け止め、若者を守るための措置を講じる時が来た」と、筆頭著者のジョーダン・レビンソンは述べている。
出典は『米国公衆衛生雑誌』。 (論文要旨)
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