2019.12.9
, EurekAlert より:
肥満高齢者の減量には、レジスタンス運動を含めることが同時に起こりがちな骨量の減少を防ぐ上で有効であるようだ、という米国ベイラー医科大学からの研究報告。
肥満の高齢者の減量アプローチが成功すると、骨量減少と骨折のリスク増加につながる可能性がある。研究チームは、どのような運動がそのような骨量の減少に役立つかを調べた。
ニューメキシコに住んでいる65歳以上の160人の肥満男性と女性のランダム化比較試験で、研究チームは、単独または有酸素運動と組み合わせたレジスタンス運動が、体重減少によって引き起こされる股関節骨密度の減少を減らすのに効果的であることを発見した。興味深いことに、有酸素運動だけでは効果がなかったという。したがって、肥満の高齢者の減量療法中の骨量減少を防ぐために、レジスタンスエクササイズが推奨されるという。
「食事療法と定期的な運動、特に加齢中の身体機能を改善し、骨の健康を維持するためのレジスタンス運動を含む健康的なライフスタイルを実践するのに遅すぎることはありません」と主任研究者のデニス・T・ビジャレアル博士は語っている。
出典は『骨及びミネラル研究雑誌』。 (論文要旨)
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