2019.12.2
, EurekAlert より:
定期的な運動は、年齢に関係なくすべての心血管疾患患者に極めて有益であるようだ、という仏INSERUM UMR1093、ブルゴーニュ=フランシェコンテ大学からの研究報告。
患者は仏ディジョン・レロジェ病院の心臓リハビリテーションで2015年1月-2017年9月に集められた、25セッション心臓リハビリテーションプログラムを完了した733名であった。
患者は、65歳未満、65-80歳、80歳以上の3群に分けられた。リハビリ前後の身体的および心理的スコアが評価された。
介入によって全ての患者は改善を経験した。「我々は数週間の運動訓練によって、運動能力が有意に改善しただけでなく、不安や抑うつが減少したことを発見した。もっと身体的障害が大きかった患者が、運動から最も大きな恩恵を被った」と主任研究者のデリー博士は語っている。
「もう一つの興味深い結果は、65歳未満の若い患者でリハビリ前に極めて不安が強かった者が運動訓練から最も恩恵を受けたことだ。同様の結果が、65歳以上の抑うつのある患者にもみられた。」
出典は『カナダ心臓病学雑誌』。 (論文要旨)
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